CSR 公正な事業慣行
公正な事業慣行に対する考え方
富士通ゼネラルグループは、国内外にわたるサプライチェーン全体を、当社グループが社会的責任を果たすべき範囲と捉えています。部材を納入していただいているお取引先へ、当社グループのサステナブル調達ガイドラインへの同意と順守をお願いするとともに、現地のお取引先の工場に出向いて順守状況の確認を行っています。お取引先と共に社会・環境への影響を最小限にし、社会からの期待に応えていくことで、企業理念である「- 共に未来を生きる -」を実現します。
主な活動実績
サステナブル調達ガイドライン
富士通ゼネラルグループのサステナブル調達ガイドラインは、RBA行動規範および社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)の責任ある企業行動ガイドラインに基づいており、ILO労働基本原則・権利宣言、世界人権宣言、国連ビジネスと人権指導原則、持続可能な開発目標(SDGs)、国連グローバル・コンパクト「4分野における国連グローバル・コンパクト10 原則」に示された原則を適用しています。
本ガイドラインは、お取引先様に実践・遵守いただきたい行動・活動を周知するとともに、ガイドラインへの同意をお願いしています。
サプライヤーのサステナビリティ・デューデリジェンス
お取引先の「サステナブル調達ガイドライン」の遵守状況の確認、および人権、労働、安全衛生、環境、企業倫理、品質、情報セキュリティ、地域社会等のサステナビリティ課題に対する取り組み状況の確認のため、サステナビリティ・デューデリジェンスを実施しています。
2022年度は、14社のサプライヤーに対しセルフアセスメント質問票と現地監査を含むサステナビリティ・デューデリジェンスを実施しました。
2023年度以降はより多くのサプライヤーに対し、サステナビリティ・デューデリジェンスを実施する予定です。
主要サプライヤーの選定基準
富士通ゼネラルグループは、以下の選定基準に基づく主要サプライヤーに対し、優先的にサステナビリティ・デューデリジェンスを行っています。
- 当社年間購買金額80%を占める調達先
- 当社年間購買個数80%を占める調達先
- 重要調達先、カントリーリスクの高い調達先、その他
- 新規調達先
現地監査
セルフアセスメント質問票の内容に基づいて、サプライヤーの工場現場を訪問し、取り組み状況を確認しています。
また、監査時にはセルフアセスメント質問票に基づく書面確認に加え、現場確認、従業員へのインタビュー等を必要に応じて行っています。
紛争鉱物への対応
強制労働や人権侵害、紛争の助長につながるリスクが高い鉱物の製品や部品への使用の排除を基本的な考えとし、サステナブル調達ガイドラインにその内容を記載するとともに、サステナビリティ・デューデリジェンスの中で実施状況を確認しています。これらの活動により、お取引先と連携しながら、サプライチェーン全体に対する責任ある調達活動を推進しています。