CSR CSR調達ガイドラインの要点

A. 本ガイドラインの目的と適用範囲

本ガイドラインの目的は「富士通ゼネラルグループが、製品、資材および原料などを調達するにあたり、品質、性能、価格および納期といった従来からの項目に、環境、労働環境、人権などへの対応状況の観点から要求項目を追加することで、サプライチェーン全体で社会的責任を果たすこと」です。

【補足】

本ガイドラインは、国連で採択された「ビジネスと人権に関する指導原則」や「SDGs」等に沿って、「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」ならびに「世界人権宣言」を含む、国連グローバル・コンパクトの10原則等の主な国際社会の要請を基に、RBA行動規範とJEITAより発行された「サプライチェーンCSR推進ガイドブック」等を参考にし、作成しております。

B. お取引先へのお願い事項

富士通ゼネラルグループの「CSR調達方針」、「CSR調達指針」をご理解いただき、それらにのっとり本ガイドラインの内容に基づき、貴社内での実践をお願いします。貴社で問題が発生していることが確認された場合は速やかにご報告いただくと共に、再発防止に努めていただくよう、お願いします。また、貴社におけるCSRへの取り組み状況を確認するため、訪問調査を実施する場合もあります。

【CSR調達方針】

1. お取引先との共存共栄

2. お取引先の公平・公正な評価・選定

3. CSRに配慮した調達活動の推進

【活動の重点項目】

1.労働における取り組み

1)雇用の自由選択 2)若年労働者 3)労働時間 4)賃金および福利厚生 5)人道的待遇 6)差別の排除 7)結社の自由

2.安全衛生への取り組み

1)職務上の安全 2)緊急時への備え 3)労働災害および疾病 4)産業衛生 5)身体に負荷のかかる作業 6)機械の安全対策 7)衛生設備、食事、および住居 8)安全衛生のコミュニケーション

3.環境への取り組み

1)環境許可と報告 2)汚染防止と資源削減 3)有害物質 4)固形廃棄物 5)大気への排出 6)材料の制限 7)水の管理 8)エネルギー消費および温室効果ガスの排出

4.倫理への取り組み

1)ビジネスインテグリティ 2)不適切な利益の排除 3)情報の開示 4)知的財産 5)公正なビジネス、広告、および競争 6)身元の保護と報復の排除 7)責任ある鉱物調達 8)プライバシー

5.マネジメントシステム

1)企業のコミットメント 2)経営者の説明責任と責任 3)法的要件および顧客要求事項 4)リスク評価とリスク管理 5)改善目標 6)トレーニング 7)コミュニケーション 8)労働者のフィードバック、参加、苦情 9)監査と評価 10)是正措置プロセス 11)文書化と記録 12)サプライヤーの責任

【責任ある鉱物調達対する基本方針】

紛争を助長している、あるいは強制労働や人権侵害と関連しているリスクの高い鉱物を、富士通ゼネラルグループの製品や部品、およびサプライチェーンから排除することを方針としています。