PRESS RELEASE

海外空調機関連

2019年6月14日

株式会社富士通ゼネラル

19-N03-12

イタリアの空調機メーカーと共同開発の業務用空調システムを発売

欧州R&Dセンターとして初の共同開発となる商品を欧州市場に投入

当社は、イタリアの空調機メーカー・G.I. Holding S.p.A.(以下GIH)と共同で、省エネ性に優れたインバーター制御のエアハンドリングユニット(注1)(以下AHU)を開発しました。ホテルやショッピングモールなど大小さまざまな広さ、形状の空間で構成された施設に対応する空調システムとして、6月より当社ブランドにて欧州向けに販売を開始します。

欧州の業務用空調機市場においては、日本メーカーなどが開発する省エネ性に優れたビル用マルチエアコン(以下VRF)の市場が拡大するとともに、北米、欧州メーカーなどが製造販売するAHUやチラーの需要も堅調に推移しています。今回発売する空調システムは、当社欧州R&Dセンターが主体となって共同開発を行い、GIH製AHUに、当社製VRF室外機を熱源として接続することが可能となりました。当社のインバーター制御のヒートポンプ技術と、GIH製の空調機を組み合わせることで、省エネ性に優れた業務用空調システムとなります。これにより、施設ごとの特徴に合わせた設計が可能となり、大型商業施設等の多様で幅広いニーズに応えることができるようになります。

当社は中期経営方針において「海外コマーシャルビジネスの拡大」と「提携ビジネスの推進」を掲げ、その一環として、2017年にGIHとの共同開発に向けた包括提携に合意しました。今回開発したAHUが、GIHとの初の共同開発品となります。

当社は今後も業務用空調機のラインアップ拡大に向け、VRFをはじめとするインバーター制御のヒートポンプ技術の向上と他社との提携・協業を推進していきます。

AHUの熱源となる当社製VRF室外機、当社ブランドにて発売するAHU

注釈

注1 AHU(Air Handling Unit):
換気機能を基本とした空調機で、外部熱源設備(室外機)から供給される冷媒を用い、空気の温度・湿度を調節し部屋へ供給する空調機です。

拡大画像

AHU製品画像(JPG: 410KB)

VRF室外機画像(JPG: 1,109KB)