環境活動:環境トピックス Vol.2 FUJITSU GENERAL (THAILAND) CO., LTD. GHG排出量削減
富士通ゼネラルグループは、「当社グループのすべての事業領域に おいて、温室効果ガスの排出量を削減することが重要である」と考え、製品の省エネ性向上だけではなく、工場や生産設備などのエネルギー使用量を削減する取り組みや、再生可能エネルギーへの転換を推進しています。
FUJITSU GENERAL (THAILAND) CO., LTD.では、第一工場と第二工場の合わせて約20万m²の広大な敷地を活用し、ソーラールーフトップの導入や敷地内の外灯をソーラー化するなど、太陽光を利用した設備を整備しています。また、工場内の照明をLED化、エアリークの調査・修繕や冷却塔のインバータ化などを進め、エネルギー使用の効率化を推進しています。
太陽光を活かす
第一工場には952kW、第二工場には1182kWの太陽光パネルが設置されており、両工場合計で年間4,103MWhの発電量が見込まれます。これにより年間約2,034トンのCO₂排出量削減効果となります。
第一工場屋上の太陽光パネル
第二工場屋上の太陽光パネル
敷地内の外灯をソーラーライトに切り替えました。これにより年間で約57MWhのエネルギー使用量節約となり、年間約28.5トンののCO₂排出量削減効果となります。
ソーラーライトに切り替えた外灯
エネルギー使用の効率化
2023年4月から10月までエアリークカメラを用いてリーク箇所の調査を行い、使用しているエアーの10%以上がリークしていることが分かりました。調査で発見したリーク箇所を修繕した結果、年間約278MWhののエネルギー使用量節約となり、年間約139トンののCO₂排出量削減効果となります。
エアリークカメラでのリーク箇所調査
リーク箇所例
冷却塔のファンをインバータ制御にすることで、ファンを止めることなく温度設定に応じた回転速度の連続調整が可能になりました。また、軽量かつ耐久性の高いファンへと変更しました。これらの施策により、年間約216MWhのエネルギー使用量を削減し、約121トンのCO₂排出量削減効果となります。
インバータ制御にした冷却塔
軽量かつ耐久性の高いファン



