English


PRESS RELEASE

2010年3月25日
株式会社富士通ゼネラル
(NO.09-N09-35)

業界トップ(注1)の省エネ性能を実現した中・大型壁掛けインバーターエアコン3機種を発売

充実した省エネエアコンのラインアップで北米ビジネスを拡大

(室内機:ASU18 / 24RLXS, ASU30RLX 室外機:AOU18 / 24RLXS, AOU30RLX)

当社は、省エネ志向の高まっている北米市場に向けて、業界トップ(注1)の省エネ性能を実現した中・大型壁掛けインバーターエアコン3機種(5.3 kW / 6.4 kW / 8.8kWタイプ)を3月31日より発売します。既に発売済みの2機種(2.6 kW / 3.5 kWタイプ)と併せて、小型から中・大型まで業界トップ(注1)の省エネ性能を実現した壁掛けインバーターエアコン5機種を揃え、ビジネス拡大を目指します。

北米では、地球温暖化防止に向けたエネルギー政策の一環として、省エネ性能に対する法規制の強化や省エネ製品に対する補助金制度などが実施されています。一方、同地域の空調は全ての部屋を一律に冷暖房する全館空調方式が主流で、エネルギー消費量が多いという問題がありました。こうした中で、部屋ごとに細かく制御でき省エネ性に優れた個別空調方式の需要拡大が見込まれています。

当社は、これまで北米市場に向けて省エネ性能の高い小型壁掛けインバーターエアコンを開発し、同市場の省エネ化を牽引してまいりました。今回、高まる省エネ志向に応えビジネスをさらに拡大すべく、業界トップ(注1)の省エネ性能を実現した中・大型壁掛けインバーターエアコンを新たに開発し、省エネエアコンのラインアップを拡充しました。中でも5.3 / 6.4kWタイプは、「ENERGY STAR」(注2)の厳しい省エネ基準に適合しています(6.4kWタイプは業界初(注3))。

新商品は、室外機に自社開発の「2シリンダーロータリーコンプレッサー」と新開発のインバーター制御回路を搭載し、高いエネルギー効率を実現しました。また室内機の熱交換器の容積を従来比(注4)約10%増やすことにより、室外機・室内機併せてエネルギー消費効率が従来比で約15%向上しました(注5)

さらに省エネ効果を高める機能として、厳冬期の不在時に室内家具などの凍結を防止するために室温を抑えた暖房運転を行う「ミニマムヒート」機能や、冷房・暖房の最大能力を約70%に抑えた節電運転を行う「エコノミー運転」機能を搭載し、省エネ志向に応えます。

北米向け中・大型壁掛けインバーターエアコン

写真

自社開発のコンプレッサーを搭載した室外機(左)と室内機(右)
〔AOU18 / 24RLXS, AOU30RLX〕 〔ASU18/24RLXS, ASU30RLX〕

新商品の主な特長

  1. 業界トップ(注6)の省エネ性能を実現
    1. 室外機に自社開発の「2シリンダーロータリーコンプレッサー」と新開発のインバーター制御回路を搭載し、高いエネルギー効率を実現
    2. 室内機の熱交換器の容積を従来比(注4)約10%増やすことにより、高効率を実現
  2. 充実の省エネ機能
    1. 厳冬期の不在時に室内家具などの凍結を防止するために室温を抑えた暖房運転を行う「ミニマムヒート」機能
    2. 冷房・暖房の最大能力を約70%に抑えた節電運転を行う「エコノミー運転」機能

1. 業界トップ(注6)の省エネ性能を実現

新商品は、従来機種に比べて(注7)冷房性能の期間エネルギー消費効率(SEER)が約15%、定格エネルギー効率(EER)が約25%向上し、業界トップ(注6)の省エネ性能を実現しました。

期間エネルギー効率(SEER)約15% UP!。定格エネルギー効率(EER)約25% UP!。

i) 室外機に自社開発の「2シリンダーロータリーコンプレッサー」と新開発のインバーター制御回路を搭載し、高いエネルギー効率を実現

新商品は、自社開発の高効率DCインバータータイプ「2シリンダーロータリーコンプレッサー」(N-TF30ND)とその特性に合わせて開発したインバーター制御回路を搭載し、低速から高速まで幅広い運転範囲で高いエネルギー効率を実現しました。

ii) 室内機の熱交換器の容積を従来比(注4)約10%増やすことにより、高効率を実現

室内機の構造を見直し、容積を従来比(注4)約10%増やした熱交換器を搭載することによりエネルギー効率が向上しました。6.4 / 8.8kWタイプの室内機では業界最小サイズ(注8)を実現しています。

2. 充実の省エネ機能

省エネ効果をさらに高める機能として「ミニマムヒート」機能や「エコノミー」機能を搭載し、省エネ志向に応えます。

i) 厳冬期の不在時に室内家具などの凍結を防止するために室温を抑えた暖房運転を行う「ミニマムヒート」機能

厳冬期の不在時に室内家具などの凍結を防止するため、設定温度を10℃に抑えた暖房運転を行う「ミニマムヒート」機能を新たに搭載しました。同機能の使用により、不在時の電力消費量を通常運転時に比べ低減できます。

「ミニマムヒート」機能付リモコン。「ミニマムヒート」機能によるセーブ運転での室温変化の図。

ii) 冷房・暖房の最大能力を約70%に抑えた節電運転を行う「エコノミー運転」機能

新搭載の「エコノミー運転」機能の使用により、通常運転時に比べ冷房・暖房の最大能力を約70%に抑えます。同時に、設定温度に対して控えめ(冷房時は約1℃高め、暖房時は約1℃低め)に室温をコントロールしますので、電気代が節約できます。

北米向け省エネエアコンのラインアップ・主な仕様

既に発売済みの機種と併せて、小型から中・大型まで業界トップ(注1)の省エネ性能を実現した壁掛けインバーターエアコン5機種を揃えております。

  中・大型(新発売)   小型(発売済)
機種名   ASU18RLXS
AOU18RLXS
ASU24RLXS
AOU24RLXS
ASU30RLX
AOU30RLX
ASU9RLS
AOU9RLS
ASU12RLS
AOU12RLS
電源   単相 208-230V 60Hz 単相 208-230V 60Hz
冷房能力(最大)   5.3kW(5.6kW) 6.4kW(8.0kW) 8.8kW(9.5kW) 2.6kW(3.5kW) 3.5kW(4.2kW)
暖房能力(最大)   6.3kW(8.5kW) 8.1kW(10.6kW) 9.0kW(11.0kW) 3.5kW(6.4kW) 4.7kW(7.0kW)
期間エネルギー消費効率(冷房時) SEER 19.2 18.0 17.5 26.0 25.0
エネルギー消費効率(冷房時) EER 13.0 12.5 10.0 17.3 14.5
期間エネルギー消費効率(暖房時) HSPF 10.0 10.0 9.5 12.0 12.0
室内機 寸法(高さ×幅×奥行)   320mm×998mm×228mm 295mm×790mm×215mm
室外機 寸法(高さ×幅×奥行)   830mm×900mm×330mm 620mm×790mm×298mm
室内機 質量   14kg 10kg
室外機 質量   62kg 37kg
発売時期   2010年3月31日 発売済

注釈

注1 業界トップ :
ASU9RLS(SEER26.0)/ ASU12RLS(SEER25.0)/ ASU18RLXS(SEER19.2)/ ASU24RLXS(SEER18.0)/ ASU30RLX(SEER17.5)
北米2.6 / 3.5 / 5.3 / 6.4 / 8.8kWインバータークラスにおいて(2010年3月25日現在)
注2 「ENERGY STAR」 :
省エネルギー製品を奨励し地球温暖化の防止に寄与する目的で、米国の環境保護局が推し進めている任意プログラム。その基準に適合し登録された製品は、ENRGY STARマークの使用が認められる。
注3 6.4kWタイプは業界初 :
ASU24RLXS 北米6.4kWインバータークラスにおいて(2010年3月25日現在)
注4 熱交換器の容積を従来比 :
ASU24RLXS / ASU30RLXと当社従来機種(ASUA24 / 30RLXQ)との比較
注5 従来比で約15%向上 :
ASU30RLXと当社従来機種(ASUA30RLXQ)とのSEERの比較
注6 業界トップ :
ASU18RLXS(SEER19.2)/ ASU24RLXS(SEER18.0)/ ASU30RLX(SEER17.5)
北米5.3 / 6.4 / 8.8kWインバータークラスにおいて(2010年3月25日現在)
注7 従来機種に比べて :
ASU30RLXと当社従来機種(ASUA30RLXQ)との比較
注8 業界最小サイズ :
ASU24RLXS / ASU30RLX 北米6.4 / 8.8kWインバータークラスにおいて(2010年3月25日現在)幅998mm 奥行き228mm

 

発表資料中の記載内容は、発表日現在のものです。
予告なしに変更されることがありますので、ご了承ください。

ページの先頭へ


1つ前のページに戻る