冷蔵室の扉を開けたときに冷気の壁を作って、周囲の暖気の流入を防ぐ機能です。
通常冷蔵室を1分間開けっ放しにすると、冷蔵室の温度が約15°C前後上昇してしまいます（外気温30°C）。
『カーテンFLOW』は、冷蔵室の扉を開けた時に『天井吹き出し・降るフルクール』の吹き出し口を利用して上部から冷気を吹き出し、下部の吸い込み口から冷気を吸い込むことで、しっかりとした冷気のカーテンを作り、温度上昇を従来比の約1 / 3低減させました（外気温30°C，扉開放1分間，通常運転にて実験）。

扉を閉めた時に、室内温度が元に戻るまでコンプレッサーとファンモーターを高速回転させます。従来比約1 / 3のスピードで一気に冷蔵室を冷却しますので、冷蔵室の鮮度劣化を抑えて保存環境を一層向上させました（外気温30°C，扉開放1分間，通常運転にて実験）。

『天井吹き出し・降るフルクール』は、冷蔵室背面と天面に冷気吹き出し口を設けたことにより、シャワーのように冷蔵室全体に冷気を降り注ぎ、特にドアポケットの最上段から、ペットボトルなどが入る最下段まで、冷気が流れ込む仕組みになっています。冷気は上から下に流れますから、ムダなくスムーズに庫内の隅々まで冷却します。

特に、ER-V43AE形は吹き出し口をワイドにして直接冷気を吹き込むことで、一層ムラなくしっかり冷やせます。

野菜室にフタを被せることで、野菜室を密閉したカプセル状にしています。
このため冷気が野菜に直接触れず、野菜の乾燥、萎れを防ぎます。高湿度（過湿）による露付きを防ぐため、フタに保湿フィルターを採用して湿度調整を行い、高湿度（過湿）になることを抑え、みずみずしさを長持ちさせます。

野菜は、酸素呼吸をしてエチレンガスを発生しますが、CA膜の採用により酸素の流入を抑え、野菜室内を低酸素・高炭酸ガス状態にして、野菜の呼吸を減少させ、老化を遅らせて新鮮さを保ちます。

野菜ケースの深さを最大32cmにしていますので、白菜などの大物野菜も余裕で収納できます。また、好評の2lペットボトル収納スペースも踏襲しました。

冷蔵室のハンドルは、長年使用する冷蔵庫では重要な部分です。スッと手を延ばしたときに、迷うことなく手が楽に掛かり、しかも、握りやすくて力がかけやすいよう、グリップ部分を長くとった縦形の長いハンドルを採用しました。
また、冷蔵庫扉側の凹みを抑え、手を入れやすくしております。

コンプレッサーと冷気送風ファンのW（ダブル）インバーターです。コンプレッサーは、周囲の温度や扉の開閉、食品の投入による温度上昇（温度変化）などの様々な条件下でも、きめ細かく運転できる5段階回転数変化となっています。

冷気送風ファンは、通常運転と急冷凍運転、2段階に回転数を変化します。

コンプレッサーの急冷凍モードとファンモーターの急冷凍モードで、急冷凍します。
通常冷凍より早く最大氷結晶生成帯（-1°C～-5°C）を通り抜けますので、肉や魚などが美味しく冷凍できます。ステンレストレイコーナーを利用することで、上手にホームフリージングが楽しめます。