PRESS RELEASE

設備投資関連

2019年9月30日

株式会社富士通ゼネラル

19-V02-21

タイの新工場が10月より稼働

IoTを活用したものづくり力の強化

当社の空調機生産子会社FUJITSU GENERAL(THAILAND)CO.,LTD.(以下FGT)では、現工場(以下:第一工場)と同一工業団地内に新工場(以下:第二工場)を立ち上げ、10月2日より稼働します。これに伴い、生産品目を第一工場で室外機、第二工場で室内機に分担するとともに、両工場でライン等の増設とIoT化を推進し、FGT全体の生産能力を2022年度で年間340万台(注1)(2018年度比で約1.9倍)へと増強する予定です。なお、投資総額は、両工場合わせて、2021年度までの累計で約80億円を計画しています。

当社は、2022年度の中期経営計画達成に向けて、M&A、ICC(注2)建設をはじめとする積極的な先行投資を行い、空調機事業の強化を進めています。今回のFGTへの投資もこの一環であり、組立ラインや内製部品の加工設備の拡充による生産能力の増強とともに、IoTを活用した生産効率向上やタイと中国の工場間生産バランスの改善を進め、ものづくり体制をさらに強化していきます。

【IoTを活用したものづくりを構築】

設備の稼働状況、組立ライン上の生産進捗、部品の在庫・搬送状況など様々な情報を即座に可視化・分析する「リアルタイムIoTシステム」を導入します。本社・工場管理部門における生産・出荷予測の精度を高めるとともに、生産現場の従業員の改善活動にも活用し、「生産性効率」「部品物流効率」「設備稼働率」の向上を図ります。

【自働化・省力化のさらなる推進】

板金加工設備の金型切替え作業の自働化や、ジャストインタイム生産システムの仕組みづくりとして、電動台車(AGV)を活用した部品・製品の運搬指示システムを導入します。

【各工場の生産バランス改善】

タイの生産能力を増強するとともに、タイと中国の各工場で生産する機種の見直し・最適化を図ることにより、各工場間の繁閑期のバラつきを最小化させて生産バランスの平準化を図り、よりフレキシブルな生産体制を構築していきます。

フジツウゼネラル(タイ) 第二工場

注釈

注1 年間台数:
室内機、室外機の合算
注2 ICC:
新たな価値創出を加速させる開発拠点として川崎本社内に建設した「イノベーション&コミュニケーションセンター。(Innovation & Communication Center)」の略称。(2019年7月業務開始)

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フジツウゼネラル(タイ)第二工場(JPG:2,000KB)