PRESS RELEASE

平成19年7月10日
株式会社富士通ゼネラル
(NO.07-N01-11)

手軽な情報共有を可能としたコラボレーションツール(注1)

『「@Board®(注2)」ネットワークエディション(注3)』新発売

この度当社は、会議や打ち合わせなどでの情報共有機能を強化したコラボレーションツール『「@Board®」ネットワークエディション』を7月25日より発売いたします。

近年、企業等の会議や打ち合わせなどでは資料の電子データ化が進み、情報共有を行うためのさまざまなコラボレーションツールが提供されております。

情報共有の基本ツールでは、マスタースクリーンに会議資料を表示し、出席者が視覚的に情報を共有します。この方法では、マスタースクリーンへの資料表示や追記は発表者に限定され、出席者は、追記項目の書き写しや、資料の後日入手などが必要でした。

また、出席者の手元PCで画面共有するコラボレーションツールでは、共有画面上への追記は可能ですが、出席者は各々の画面資料上にメモをすることができず、別にメモ画面やメモ用紙などを準備して、追記項目を記入していました。

『「@Board®」ネットワークエディション』は、出席者の手元PCの「クライアント機能」を強化し、マスタースクリーンや相互のPCにも追記事項を表示、手軽な情報共有を可能としました。

一つは、「個人ノート機能」により各々の意見や質問内容などを手元PCに、手書きで簡単に追記するばかりでなく、追記内容を、進行役の許可を得て、ボタン操作1回で全員のPCやマスタースクリーンに表示出来ることです。この機能により、資料のペーパーレス化や会議後のデータベース化を容易にし、共有情報の正確性を向上させました。

二つ目は、誰でも進行役になれる「リモート制御機能」(特許出願中)や独自の「手書き機能」により、操作性を向上させました。

さらに、オプションとして用意した「コミュニケーションサーバー」を提供することにより、遠隔地間でも同様なコラボレーションを実現しました。

従来のシステムとの比較

 対:応 : 一部対応 : 非対応

機能 「@Board®」ネットワークエディション 一般的なコラボレーションツール Web会議、テレビ会議システム
画面の共有 対応 対応 対応
アプリケーションの共有 対応 対応 対応
「手書き機能」の共有 対応 対応 対応
共有資料の個人データ化 対応 一部対応 非対応
個人PCへの書込み 対応 一部対応 非対応
書き込みデータの共有資料化 対応 一部対応 非対応
個人PCの連携 対応 対応 非対応
遠隔コラボレーション 対応 非対応 対応
*
上記表は一般的なシステムを総括して作成しております。個々のシステムで異なる場合があります。

主な特長

従来のコラボレーションツールでは、マスタースクリーンに会議資料を表示し、出席者が視覚的に情報共有を行なう一般的なものや、出席者の手元PCに同一画面を表示するコラボレーションツールなどが普及しています。しかし、いずれの場合も出席者の手元資料に対するペーパーレス化や会議後のデータベース化には課題がありました。

『「@Board®」ネットワークエディション』は、手元PCの「クライアント機能」を強化することで、これらの課題を解決し、手軽な情報共有を可能としたコラボレーションツールです。

「クライアント機能」を強化

「クライアント機能」を強化し、出席者の手元PCに「個人ノート機能」を搭載し、簡単で正確な情報の共有を実現しました。

・個人ノート機能

手元PCへ共有画面を取り込み、共有画面に各々のメモなどの追記を可能としました。また、手元PCの追記項目や資料を、マスタースクリーンや全出席者のPCへ進行役の許可を得ることにより、ボタン操作一回で表示することを可能としました。

これにより、資料のペーパーレス化や会議後のデータベース化を容易にし、手軽に、正確な情報の共有を可能としました。

イメージ
手元PCのクライアント画面

2点目として、「リモート制御機能」や独自の「手書き機能」として「ジェスチャー機能」「ダイナミックマーカー機能」を開発、搭載し、操作性の向上を図りました。

・リモート制御機能(特許出願中)

どの手元PCからも資料の切り替えや議事進行などの機能を受け持つことが可能です。従来マスタースクリーンでしか行えなかった各種操作を、出席者の誰でも行えるので、スムーズな会議の運営を実現します。

・ジェスチャー機能

煩わしいメニュー選択をする必要がなく、手書き感覚のペンの動きだけで複写・削除などの編集操作が行なえます。

筆跡上を塗りつぶす例。左上から時計回りに囲む例。

・ダイナミックマーカー機能

最後の筆跡のみを点滅表示することで、注目ポイントをより明確にします。

遠隔システムへの展開

拠点間を相互に接続するオプションの「コミュニケーションサーバー」を使用することにより、遠隔地間でも音声・映像・データの共有を図り、同様のコラボレーションを実現します。

提供価格とシステム構成例

提供価格

【標準】

  • 「@Board®」サーバーライセンス(5クライアントライセンス付属)・・・・・・・・オープン価格

【オプション】

  • 「@Board®」クライアントライセンス(追加クライアントライセンス)・・・・・・・オープン価格
  • コミュニケーションサーバーライセンス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オープン価格

システム構成例

・ 1拠点での使用例 5クライアント+マスタースクリーン

マスタースクリーン(プラズマ、液晶などのディスプレイ)。アットボードクライアント5セット例。

・ 2拠点での使用例 (5クライアント+マスタースクリーン)x 2 拠点

コミュニケーションサーバーと拠点A、Bの2箇所での使用例。

利用シーンのご提案

企業

企業では、メールやグループウェアなどさまざまなコミュニケーション手段があります。その中で「コミュニケーションの正確さ・速さ」は重要なキーアイテムであり、システム構築の上でも重要な課題です。

『「@Board®」ネットワークエディション』は、手元PCの「クライアント機能」を強化し、 これらの課題を解決し、簡単に、正確な情報共有を可能としたコラボレーションツールです。

<利用提案>

情報共有
持ち寄ったPCをネットワーク接続し同じ情報を各PCにて表示します。
正確な伝達
事前に準備した資料の上から強調したい部分を手書き入力し伝えます。
簡単な操作
独自の「手書き機能」により簡単に操作が出来ます。

■ デザインのレビューにて利用

イメージ

■ 本社・支店間の遠隔会議にも利用

イメージ


学校

教室内において、液晶プロジェクターやプラズマディスプレイなどのマスタースクリーンを中心に複数台のPCをネットワークで接続し、ITを活用したもっと「わかる授業」をサポートします。

<利用提案>

問題提議
先生はマスタースクリーンに問題を表示し各タブレットPCに配信します。
意見交換
生徒はタブレットPCを中心に集まり手書きにて自分の意見を出し合います。
まとめる
リーダーは意見をまとめ、先生に返信します。
発 表
リーダーはマスタースクリーンにて発表します。
指 導
発表内容に関して、先生がコメントを書き加えながら指導します。

■ 教室にて利用(グループ学習)

イメージ

■ 学校間交流にて利用

イメージ


その他

・病院

■ 医局内でのカンファレンス

■ 専門医のアドバイス


・金融

■ 機能・運用などの商品紹介

・流通

■ 本部・店舗間


・製造業

■ 設計部門のレビュー

・宿泊施設

■ 顧客サービス


発売時期・提供目標

  • 提供開始時期    2007年7月25日より提供開始
  • 提供目標           年間 100セット

注釈

注1 コラボレーションツール :
ネットワークを利用することによって、データの共有が容易に行え、ネットワーク利用者同士での連携による共同作業をスムーズに行うツールです。また、ツールによっては、単一拠点の利用から広域にわたる多拠点を結ぶ連携作業まで可能なものもあります。
注2 「@Board®」 :
株式会社富士通ゼネラルの登録商標です。
注3 『「@Board®」ネットワークエディション』 :
(株)富士通研究所の手書き入力技術をベースに(株)富士通ゼネラルシステムエンジニアリングが開発した商品です。

 

発表資料中の「価格」・「仕様」など記載内容は、発表日現在のものです。
予告なしに変更されることがありますので、ご了承ください。

ページの先頭へ


1つ前のページに戻る