PRESS RELEASE

平成16年8月10日
株式会社富士通ゼネラル
(NO.04-N04-12)

業界初!※1強力除菌・スピード脱臭と、「ビタミンC放出」による活性酸素抑制を実現した

空気清浄機「レモネア™」を新発売

(ACS-24NVU / ACS-18NV)

参考資料

このたび当社は、茨城大学工学部と共同で、空気中に放出したビタミンCが皮膚に吸収され、肌水分率の上昇、紫外線による障害の抑制、角質層の剥離抑制効果があることを検証しました。

発生技術の概要

ビタミンC関連化合物※1を付着させたハニカムセラミックフィルターに、清浄された空気を送風することにより、ビタミンC関連化合物※1が空気中の水分に溶け出し放出されます。

ハニカムセラミックフィルターに、清浄された空気を送風することにより、ビタミンC関連化合物が空気中の水分に溶け出し放出されます。

<ビタミンC放出量の測定>

測定方法
ビタミンC関連化合物※1を付着させたハニカムセラミックフィルターを、空気清浄機のエアー吹出し口に取り付けた状態で運転を行い、吹出し空気を純水に溶解回収したものを分析試料としました。試料中のビタミンC濃度をDNP法※2により測定し、1時間あたりの放出量を求めました。
測定結果
ビタミンC関連化合物※1を付着させたハニカムセラミックフィルターからのビタミンC放出量が、0.04mg/hであることを確認しました。
条件:温度25℃、湿度50%、ビタミンフィルターの大きさ7cm×4cm×1cm
※1
ビタミンC関連化合物:ビタミンCを肌に吸収しやすいようにした化合物です。
※2
ビタミンCの有するカルボニル基とDNP(2,4-ジニトロフェニルヒドラジン)が作用して生成する赤色のオサゾンを硫酸に溶かし、分光光度計を用いて吸光度を測定する方法。四訂日本食品標準成分表でも総ビタミンC量の測定に用いられています。

皮膚への効果(検証方法と結果)

<検証項目1:皮膚紫外線障害の抑制効果>

検証方法
頬にビタミンCを含んだエアーを10分間供給したあと、頬から採取した皮膚(角質)に紫外線(UV-B※3)を30分間照射し、顕微鏡による形態観察を行いました。ビタミンCを含まないエアー、紫外線照射なしで同じように観察し比較しました。
検証結果
ビタミンCを含んだエアーを当てた皮膚には、ビタミンCを含まないエアーをあて紫外線を照射した時のようなシワが見られず、紫外線照射なしと同様にハリが見られます。

図1 紫外線障害抑制効果:頬から採取した角質(倍率:上段40倍/下段400倍)
図1 紫外線障害抑制効果:頬から採取した角質(倍率:上段40倍/下段400倍)

<検証項目2:皮膚保水効果>

検証方法
ビタミンCを含んだエアーを10分間前腕内部の皮膚に当て※4、その後の肌水分率の変化を肌水分計で測定しました。ビタミンCを含まないエアーで同様の測定をし、比較しました。
検証結果
ビタミンCを含んだエアーを浴びることで、肌水分率の上昇が確認されました。ビタミンCを含まないエアーの時に比べ、肌水分率に1%の差が表れています。

図2 皮膚保水効果測定結果グラフ
図2 皮膚保水効果測定結果


※3
シミ、そばかすの原因となる日焼けを引き起こす波長310nm付近の紫外線
※4
試験時10分間で皮膚1cm2に当ったビタミンCの量 2.5×10-4mg

<検証項目3:角質層の多重剥離度測定>

検証方法
ビタミンCを含んだエアーを10分間頬に当て、テープストリップ法(粘着テープによる角質層の採取)による検査方法で、角質層をスライドグラスに転写し、顕微鏡下で撮影、多重剥離度※5を算出しました。ビタミンCを含まないエアーで同様の測定をし、頬で比較しました。
検証結果
ビタミンCを含んだエアーを当てた頬の角質は、ビタミンCを含まないエアーを当てた時に比べて、多重剥離が約半分(40%→19%)に減少しました。

図3 多重剥離度の比較グラフ
図3 多重剥離度の比較

図4 皮膚の顕微鏡写真(倍率:400倍)
図4 皮膚の顕微鏡写真(倍率:400倍)

※5
多重剥離している角質面積の角質全面積に占める割合

 

発表資料中の記載内容は、発表日現在のものです。
予告なしに変更されることがありますので、ご了承ください。

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