ルームエアコン「EX」シリーズ3機種を発売

（ AS22PPX / AS25PPX / AS28PPX ）

このたび当社は、給気と排気を同時に行い、さらに給排気の間で熱交換することにより冷暖房した室内の熱量を無駄にしない換気機能を搭載し、省エネ性に優れたルームエアコン「EX」シリーズ3機種を3月より発売いたします。

近年、住宅の高気密・高断熱化が進む一方、花粉症に悩む人の増加などにより部屋を閉め切った状態でエアコンを使うことが多くなっており、「換気」がエアコンの重要な機能となってきています。しかし、従来の換気機能は、給気、排気のいずれか一方の機能のみで、気密性の高い部屋では空気の入れ替えに時間がかかっていました。また、冷暖房した室内の空気をそのまま屋外に排気してしまうため、エネルギーの無駄が大きく、省エネ型エアコンであっても換気機能の使用により、省エネ効果を損ねていました。

「EX」シリーズは、給気と排気を同時に行うことにより、気密性の高い部屋でも素早く空気を入れ替えます。さらに排気する空気の熱量約70%を、給気する空気に還元（ heat exchange : 熱交換 )して冷暖房した室内の熱量を無駄にしない、世界初^※1の「EX給排気」機能を搭載いたしました。この機能により、年間を通して省エネルギー性を損なわずに、室内の空気を新鮮に保ちます。

さらに、株式会社富士通研究所が開発した除菌・脱臭素材「チタンアパタイト」を配合した新エアフィルターにより空気の除菌・脱臭能力の向上を図るとともに、花粉やダニの死骸などのアレルゲン物質を捕集し不活化^※2する「アレルカット^TM」空清・脱臭フィルターを新たに搭載し、室内空気の清潔性を高めました。また、エアコン内部を清潔に保つ「内部クリーン」機能も搭載しています。

その他、年間を通して除湿ができる独自の「フルシーズン除湿」を搭載するなど、基本機能の充実も図りました。

EXシリーズ写真

写真：ルームエアコン : EXシリーズ大きい画像（ JPEG : 168KB ）

※1: 平成17年2月3日　家庭用ルームエアコンにおいて（当社調べ）
※2: 試験機関 : 信州大学試験方法 : ELISA法、電気泳動法

ルームエアコン「EX」シリーズの主な特長

冷暖房した室内の熱量を無駄にしない世界初^※1「EX給排気」機能（特許出願中）
- 給気と排気を同時に行い、気密性の高い部屋でも素早く空気を入れ替える
- 排気する空気の熱量約70％を、給気する空気に還元する無駄のない換気
清潔性をさらに高めたクリーン機能
- 室内空気の除菌・脱臭を行う「チタンアパタイト」配合の新エアフィルター
- 室内のアレルゲン物質を捕集し不活化^※2する「アレルカット」空清・脱臭フィルター
- エアコン内部を清潔に保つ「内部クリーン」機能
年間を通して除湿ができる独自の「フルシーズン除湿」

1.冷暖房した室内の熱を無駄にしない「EX給排気」機能（特許出願中）

「EX給排気」機能は、給気と排気を同時に行うことにより換気効率を高め、気密性の高い部屋でも空気を素早く入れ替えることができます。また「自動換気」運転時は、センサーによりタバコなどによる空気の汚れを検知し、汚れ度合いに応じて素早く空気を入れ替えます。

さらに、換気専用の「熱交換エレメント」により、排気する空気の熱量約70%を、給気する空気に還元（ heat exchange : 熱交換）し、エネルギーロスの少ない換気を行います。

給気量 :: 11m³ / h
排気量 :: 10m³ / h - - - - - - 給排同時換気（別設の給排気口は不要）
測定条件 :: 工業会基準（ JIS B8330 準拠）による。換気「強」運転。
ダクトの長さ : 0.5 m、ダクト形態 : 背面出し、ダクト折り曲げ数 : 1回
大気開放条件での測定のため、設置条件、部屋での使用条件によっては風量が低下します。

「EX給排気」機能説明図。給排気熱交換の仕組み（暖房時）説明図。（暖かい排出空気の熱を熱交換器に蓄え、外からの給入空気が熱交換器を通過する時に暖められる）

換気された空気の温度（冬期）説明図。7度の室外空気を約16度に暖めて給気、排気の熱量の約70%を熱交換。
換気された空気の温度（夏期）説明図。35度の室外空気を約29度に冷やして給気、排気の熱量の約70%を熱交換。